歯周病とは?予防するためのセルフケアを解説
歯周病は歯ぐきに炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨を溶かしてしまう病気です。しかし、歯周病は適切なセルフケアとプロフェッショナルケアで予防ができ、初期段階では改善も目指せます。
そこで本記事では、歯周病とは何か、自宅でできる予防方法を詳しく解説します。
歯周病とは
歯周病とは、歯ぐきや歯を支える骨に生じる炎症性の疾患で、歯肉炎と歯周炎に分けられます。
歯肉炎は歯周病の初期段階で、歯ぐきの炎症に限定しています。歯周炎は歯ぐきだけでなく歯を支える骨にまで炎症が進行した重度の状態です。
初期段階は痛みが少ないため進行しても気づきにくいですが、放置すると最終的に歯を失うリスクが高まります。
歯周病の主な原因は、歯の表面に蓄積する歯垢(プラーク)です。歯垢は1mgあたり1億個以上の細菌が存在しており、その中には虫歯や歯周病の原因となる細菌も含まれています。歯磨き不足によって歯と歯ぐきの境目に歯垢が溜まると、細菌が繁殖して歯ぐきに炎症を引き起こします。
歯周病の予防と治療は、歯垢と歯石を除去し、再付着を防ぐ「プラークコントロール」が基本です。
自分自身で行うセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアが重要となります。
歯周病を予防するためのセルフケア方法
歯周病を予防するためには、セルフケアが重要です。ここでは歯周病予防に効果が期待できる4つのセルフケアをご紹介します。
正しい方法で歯磨きを行う
歯磨きはプラークコントロールの基本で、正しい方法で行うことが重要です。
歯の表面は歯ブラシを90度にあてて、毛先を小刻みに動かして磨きます。歯と歯ぐきの境目を磨く際は、ブラシを45度の角度に当てて、軽い力で小刻みに動かすのがポイントです。
また、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間に付着した歯垢も落としましょう。もし歯磨きの正しい方法が分からない場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談し、指導を受けることをおすすめします。正しい方法で歯磨きを行い、歯周ポケットに歯垢が溜まるのを防ぎましょう。
生活習慣を改善する
歯周病はお口のケアだけでなく、ストレスや食習慣なども関係しており、生活習慣を改善することによって予防できる可能性があります。
十分な睡眠を取り、適度な運動を心がけることはもちろんのこと、歯ぐきの健康をサポートしてくれるビタミンA・C・E・Dを含む食品を積極的に摂取しましょう。
禁煙する
タバコに含まれるタールやニコチンは、歯ぐきの元となるコラーゲンを破壊してしまいます。
また、血行を悪化させる作用があり、歯ぐきの健康を維持するのに必要な栄養素や酸素が十分に届かなくなります。
歯周病が進行しやすくなるだけでなく、治療が必要な場合は効果を低下させる可能性もあるため、禁煙を心がけましょう。
糖尿病のコントロールに努める
糖尿病に罹患している方は、歯周病になりやすいことがわかっています。また、歯周病になると血糖コントロールが難しくなると言われており、歯周病と糖尿病は相互に影響を及ぼし合います。
血糖値のコントロールに努め、定期的に歯科医院でクリーニングを受けると、歯周病のリスクを減らせるだけでなく、進行を遅らせることができる可能性があります。糖尿病に罹患している方は、血糖値の管理と定期的な歯科検診を心がけましょう。
当院が提供しているハビットプロについて
モンダミンハビットプロは、歯科医院専売品の洗口剤です。就寝中はお口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境になるため、就寝前の歯磨きの後の虫歯・歯周病予防の補助として使用するのがおすすめです。
ここでは、ハビットプロの特長や使用方法をご紹介します。
特長
殺菌成分CPC・抗炎症成分GK2・出血予防成分TXAの3つの薬用成分をバランス良く配合。歯肉炎や歯ぐきからの出血予防、歯垢の付着防止、口臭予防などの効能があります。その中でも塩化セチルピリジニウム(CPC)は、歯周病の原因菌を殺菌し、歯垢の付着を抑制します。
ハビットプロは市販の洗口剤と比べて約1.7倍の殺菌力があり、長時間の殺菌コートによりお口の中を清潔に保てるのが特長です。天然ミントの香味で、使用後はスッキリとした爽快感も得られます。
ノンアルコールの低刺激で子どもから大人まで幅広い年齢層の方が使用できます。
使い方
ハビットプロは、薄める必要がなくそのまま使用できるタイプの洗口剤です。歯磨き後に約20ml(キャップ1杯分)を口に含み、20〜30秒間すすいだあと、吐き出してください。使用後、水ですすぐ必要はありません。
まとめ
歯周病は歯ぐきに炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまいます。初期段階であればプラークコントロールで改善が期待できます。
歯周病を防ぐためには、正しい歯磨きが大切です。歯垢が溜まりやすい歯と歯ぐきの境目を優しく磨き、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間をきれいにすることがポイントです。
また、定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けることも忘れないようにしましょう。