PERIO 歯周病
日本人の80%がかかっていると
言われている歯周病
成人の80%以上が歯周病にかかっていると言われており、年齢が15歳を超えると70%以上の人が歯ぐきに炎症が見られるとの結果も出ています。
歯周病とは、字のごとく歯の周りに限局して起こる感染症です。
歯自体が無くなれば、つまり原因である歯を抜歯してしまえばその歯の歯周病は無くなるのです。
手っ取り早いですけど、皆さん抜歯は避けたいですよね。
こんな症状はありませんか?
- 歯ぐきが腫れている
- 歯みがきをすると出血がある
- 口臭が気になる
- 歯がグラグラしている
歯周病の進行について
歯肉炎
たまに歯ぐきから出血がある
文字通り、歯肉にのみ炎症が起こっている状態です。人によってはブラッシングのときに出血することもあります。歯槽骨の吸収は起こっていないので、この段階で来院していただければ治療の負担も最小限で済みます。
軽度歯肉炎
歯ぐきの一部に腫れているところがある
歯周ポケットが深くなり、歯の隙間が目立ってくるのが特徴です。歯槽骨の吸収(破壊)が進み、歯根の半分くらいまで骨がなくなるため歯の動揺も強くなります。
中度歯周炎
歯ぐきから出血や膿がでることがある
歯周病菌により歯槽骨が溶かされ始めています。歯周ポケットも深くなり、汚れが溜まりやすい状態です。口臭が気になったり、歯がグラつく感覚を覚えたりすることが増えてきます。
重度歯周炎
歯がグラグラしている
歯ぐきが全体に腫れている
歯ぐきの腫れが強くなり、痛みを伴うことがあります。また歯槽骨が歯を支えきれなくなり、グラつきが強くなることから食事を取るのも困難な状況です。歯の脱落リスクもあります。
当院で行う歯周病治療
スケーリング
スケーラーと呼ばれる器具を利用して、お口の中の歯垢や歯石を除去する処置です。細菌の塊である歯垢が歯石になると、ブラッシングではほぼ取り除くことができません。そのため3か月に1度はスケーリングを受けるようにしましょう。
SRP
歯の根の表面を滑らかに整え、歯周ポケットに溜まった細菌や歯石の取り残しを取り除くプロセスです。ルートプレーニングにより、歯周ポケットの深さを減少させ、細菌の侵入を防ぎます。
歯周外科治療(重度の場合)
重度の歯周病の方に行う治療です。歯周ポケット内に蓄積した歯石や歯垢、炎症した組織を取り除くための手術です。これにより、歯周ポケットの深さを減少させ、細菌の侵入を防ぎます。
歯周病は全身へ影響する病気です
歯周病菌の悪影響は、お口の中だけにとどまりません。歯周病が進行すると、歯周組織の血管から全身に細菌が運ばれるようになります。
結果として、炎症を引き起こしたり、血栓ができやすくなったりします。実際、歯周病が心臓病、糖尿病、肺炎など、様々な全身疾患のリスクを高めるといった研究結果が明らかになっています。 歯周病を進行させないためにも、定期的に歯科検診を受けましょう。
予防歯科
結果として、炎症を引き起こしたり、血栓ができやすくなったりします。実際、歯周病が心臓病、糖尿病、肺炎など、様々な全身疾患のリスクを高めるといった研究結果が明らかになっています。 歯周病を進行させないためにも、定期的に歯科検診を受けましょう。